研究者紹介
デジタルソサエティー部門
大藏 倫博
筑波大学体育系健康体力学分野主任教授
筑波大学高細精医療イノベーション研究コア長
筑波大学テーラーメイドQOLプログラム開発研究センター
副センター長
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構主任研究者
スポーツ庁健康スポーツ課技術審査委員
消費者庁消費者安全調査委員会専門委員
公益財団法人日本スポーツ協会スポーツ医・科学委員会・委員
- 研究・教育・実践活動の成果及び最新情報を教育・研究機関、行政、企業、施設、団体、個人に向けて発信することで、健康づくり支援及び適正な社会福祉の発展・普及に貢献することを理念に掲げて日々邁進しています。
- 「誠実であること」、「心身ともに健康の自己管理ができること」、「思いやりを持ち、人にやさしくできること」、「社会で役立つこと」を行動規範として活動しています。
- 単に疾病状態、要介護化状態の予防や改善(従来型の医療的アプローチ)にとどまるのではなく、すべての住民が積極的に健康(元気)を獲得しようと思える、楽しくて笑顔があふれるようなシステム(仕組み)・ツール・プログラム・評価方法・指導方法などの開発を目指して研究活動をおこなっています。
渡邊 多永子
筑波大学医学医療系准教授
ヘルスサービス開発研究センター 副センター長
- 現場、当事者のニーズに応える、実社会に役立つ研究を心掛けていきたいです。
涌水 理恵
筑波大学医学医療系准教授
日本外来小児科学会理事
日本意思決定支援ネットワークSDM-Japan理事
日本小児看護学会評議員
日本小児がん看護学会評議員
日本家族看護学会評議員
日本看護科学学会代議員
- 子どもと家族の発達を支援するケアや看護を探究すべく様々な研究に取り組んでいます。「子どもが発達するのは知っているけど、家族も発達するの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。はい、家族も「新婚期」から「養育期」「教育期」・・・と発達します。発達し続ける子どもや家族へ、彼らをケアする医療従事者や福祉関係者へ、遂行した研究成果の還元を常に頭に据えながらケアモデルやケアプログラムまたケアシステムの構築を目指しています。大きな括りでは、①院内や病棟における小児患者と家族へのケア(以下、小児・家族ケア)、②外来における小児・家族ケア、③地域や在宅における小児・家族ケアを主な研究活動の柱に据え、日々真摯に着実に研究に取り組んでおります。これからも患者様、ご家族様はじめ、医療従事者の皆様、福祉関係者の皆様、市民の皆様と手を携えて、未来を創造する子どもたちとご家族たちの発達を支援すべく精進して参ります。
吉田 都美
筑波大学医学医療系教授
- 私の専門は社会医学領域の公衆衛生学分野です。広く公衆衛生学的な課題に対して、疫学的手法を用いて実態を記述し、要因を特定することで課題解決や政策立案に資することを目指しています。近年では、少子高齢化がすすむ我が国において、胎児期からのライフコース疫学が重要であるとの観点から、自治体で取得されている子どもの健診データの分析や、エコチル調査研究をはじめとする小児疫学研究に取り組んでいます。また欧米をはじめとする医療・健診データの電子化と臨床疫学・薬剤疫学の発展は、医学研究におけるパラダイムシフトともいえ、小児科、麻酔科、泌尿器科などの臨床家と協働して、レセプトや電子カルテデータベースを用いた臨床疫学・薬剤疫学研究も精力的に取り組んでいます。学際融合を得意とする分野でもありますので、ご興味のある先生や学生の皆様はぜひご連絡ください。
野口 恵美子
筑波大学医学医療系教授
筑波大学附属病院遺伝診療部 部長
- もともと小児科医ですが、現在は遺伝診療部で遺伝性疾患の診療に携わっております。多因子疾患、特にアレルギー疾患に興味があり、全ゲノム関連解析等を通じて遺伝要因の探索を行っております。また、多因子疾患の場合には環境の要因も重要であり、どのような環境要因があれば疾患発症リスクを高めたり、低下させたりすることができるのかについて日々探索しております。
デジタルペイシェント部門
関谷 元博
筑波大学医学医療系准教授
筑波大学附属病院 内分泌代謝・糖尿病内科
AMED革新的先端研究支援事業(老化プロジェクト)PRIME研究代表 (2022-2026)
AMED循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化事業研究代表(2022-2025)
- 代謝は生命誕生の時までその起源をさかのぼることができ、代謝疾患のみならずありとあらゆる生命現象に重要な役割を果たしています。我々は代謝産物の動きをモニターする代謝産物センサー分子を手掛かりに新しい代謝システムの同定や様々な形での医療応用を開発し、生命現象の斬新な基礎的理解と明日の患者さんにお届けできるような画期的な医療応用の開発の両輪で研究を進めています。
宮本 崇史
筑波大学医学医療系助教
ツクバ・トップ・ランナー教員(筑波大学)
- 食を通してヒトと地球の健康を実現するPlanetary Health Nutritionの創出を目指した研究を進めています。具体的には、過栄養や栄養失調に代表される、数日以上にわたる栄養環境の変化が『栄養ストレス』として、細胞・個体レベルでHomeostatic Set Pointの遷移を誘導するメカニズムの解明や、その解明に必要な周辺機器・解析技術の開発といった基礎研究から、ヒトの健康状態をリアルタイムでモニタリングするデバイスの開発や、地球に負荷をかけないPlanetary Health Foodの開発といった応用研究まで、幅広く実施しています。
根本 清貴
筑波大学医学医療系准教授
筑波大学附属病院 病院長補佐(外来・医療DX担当)
- 精神科医であると同時に脳画像解析に興味を持って研究および教育に携わっています。脳画像から情報を抽出し、臨床でも役立つ指標とすること、また、脳の健康度を指標化し、様々なサービスとの連携を模索することも行ってきています。さらに脳画像解析に特化したLinuxを開発し、それらを用いた教育活動にも熱心に携わっています。
小林 佑介
筑波大学医学医療系 産科婦人科学 准教授
筑波大学医学類 国際交流委員会委員長
日本婦人科腫瘍学会 代議員/渉外委員会委員/編集委員会委員、日本臨床細胞学会 評議員、日本遺伝性腫瘍学会 評議員/編集委員会委員長/財務委員会委員、日本産科婦人科遺伝診療学会 代議員、婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG) 日韓・AGOG委員会委員長/卵巣がん委員会委員/施設監査・認定委員会委員、日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構 教育部会副部会長/編集部会部会員、日本人類遺伝学会 評議員/保険委員会委員、遺伝子診療部門連絡会議 Actionability Working Group-Japan 委員会委員
- 婦人科腫瘍及び遺伝性腫瘍を専門にしておりますが、基礎研究からトランスレーショナル研究も取り組んでおり、腫瘍だけでなく女性ヘルスケアも研究対象としています。女性を対象とした研究をご検討の際にはぜひお声がけください。
鈴木 寿人
筑波大学医学医療系准教授
筑波大学附属病院つくば予防医学研究センター副センター長
小児内科・遺伝診療科
慶應義塾大学医学部臨床遺伝学センター特任准教授
- 私は小児科医および臨床遺伝専門医として、大学病院での診療に携わっています。主な専門は遺伝子解析で、ヒトの約30億塩基対の配列から、疾患の原因となる1つか2つの遺伝子の変化を検出し、希少疾患の診断などを行っています。遺伝子解析の分野は、遺伝子配列データからさまざまなプログラムやツールを利用しますが、その多くは、開発途中のものも多数あり、ツールを実行するにも、プログラミングの知識が必要になることが多いです。私自身はプログラムやツールを開発するほどの知識や技術は持ち合わせていませんが、①臨床の現場において困っている部分のどこをプログラムやツールで簡略化できるのか、②情報学研究者が開発した技術をどのように臨床実装していくのか、臨床医学と情報学の橋渡しをすることができると考えています。この事業を通じて、異分野の橋渡しをすることで、患者さんへ正確な診断や負担の少ない検査など届けたいと考えています。
新井 哲明
筑波大学 医学医療系臨床医学域精神医学 教授
筑波大学附属病院 認知症疾患センター部長
筑波大学人間総合科学学術院長
日本神経精神医学会副理事長
日本老年精神医学会副理事長
日本精神神経学会代議員
- 臨床精神医学、老年精神医学、神経病理学をキーワードとして、認知症の病態解明と臨床応用の研究を進めています。認知症の脳内基盤の解明を目指しつつ、AIを活用した早期診断法開発、多因子介入による進行予防を展開しています。
デジタルホスピタル部門
北原 格
筑波大学計算科学研究センター 教授
筑波大学サイバニクス研究センター
筑波大学ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター
筑波大学サイバーメディスン研究センター
- 人の優れた視覚機能の仕組みを明らかにすることを目的としたコンピュータビジョンや実世界イメージングの研究に取り組んでいます。また、効率的な視覚情報の伝達手段の実現を目的とした映像メディアに関する研究にも取り組んでいます。多視点で撮影した画像を計算機内部で統合し、そのデータに基づき任意の視点からの見え方を再現する自由視点映像の研究や、現実世界にバーチャル世界をシームレスに重畳提示する複合現実感/拡張現実は主要な研究テーマです。
矢島 秀伸
筑波大学計算科学研究センター 教授
筑波大学サイバニクス研究センター
筑波大学ヒューマン・ハイ・パフォーマンス先端研究センター
筑波大学サイバーメディスン研究センター
- 筑波大学でPh.Dを取得後、ペンシルバニア州立大学、エディンバラ大学で研究員をしていました。その時は、大規模数値シミュレーションを用いて、宇宙初期の銀河の謎の解明に取り組んでいました。その際、最新の観測データと比較するために、高精度な光輸送計算コードを開発しました。現在、その時の研究で培った計算技術を医療診断に応用する研究を行っています。スーパーコンピュータによる大規模数値シミュレーション、ビッグデータ、最新AI技術を駆使して、近赤外線を使った新しい医療診断技術の開拓を目指しています。近赤外線による医療診断は、非侵襲かつ被曝のリスクもないため、安心安全な次世代の技術として注目されています。
研究支援部門
今倉 暁
筑波大学システム情報系 准教授
人工知能科学センター 研究員
計算科学研究センター 共同研究員
- 高性能数値計算アルゴリズムの開発を専門とし、最近では、高性能数値計算を基盤とした各種機械学習法の開発、特にプライバシー保護機械学習法の研究・開発および実用化に向けて取り組んでいます。
讃岐 勝
医学医療系助教
附属病院 医療情報経営戦略部 副部長
学術情報メディアセンター 協力教員
医学医療系/附属病院 サイバーセキュリティ実務担当者
- 医学・病院のシステム・セキュリティを担当しており、データの解析基盤の構築・運用を行っています。セキュリティ&データの特性&計算効率に関する知見を活かして、全体を統括・コーディネートして、生命医科学&理・工・情報の異分野融合の研究を底から支えています。
データを利用する上では、セキュリティ&法律・ガイドラインなどを厳守、データの加工などもあり、チームで研究を進める必要がありますが、その1つのピースとして参画します。私自身、応用数学を専門とした計算機屋であり、医療AIへの情報系の参画を支援できる立場と思いますので、気軽に連絡いただければ幸いです。
丸尾 和司
筑波大学医学医療系准教授
生物統計学教室
- 臨床研究においては、デザイン、実施、データ解析のすべての過程において統計的思考・実践が必要であり、これらの過程における効率の上昇を狙った臨床試験デザイン・統計解析手法の開発を行っています。生物統計学教室として臨床研究における統計相談も行っています:https://sites.google.com/view/tsukuba-biostatistics/consultant